9月7日 9月大島漁協文庫WS  1日目

9月7日(月)

今回のWSは外壁と床貼作業を行います。
建設現場を訪れると大島漁協文庫の特徴的な正面の顔が出来上がりを見せ、私たちを出迎えてくれました。

現場は雨から建物を守るためにシートで覆われていました。
棟梁の櫻田さんの建築に対する愛情が伺えます。

天候は曇りで、作業するにはちょうどよい気温でした。

まずは、櫻田さんと焼杉板を張る作業のための打ち合わせ。 
建物の外周は、焼杉板という杉板の表面をあらかじめ焼いて炭化させ、黒く色の付いたものを使って仕上げます。

板が壁に納まるように寸法を取って板を切ります。
この現場に来る度に櫻田さんの大工技術や丁寧さに驚かされます。

壁の中心から板を隙間なく並べていきます。

現場は4人がかりで進めて行きました。
表に現れてくる外壁なためにとても緊張感のある作業でみなさん真剣に取り組みました。

また一方で、塗装職人の小川さんの指導のもと、軒裏の水拭き作業を行いました。
小川さんは過去に大阪で行われた塗装技術を競う大会で金賞を受賞したという凄い腕の持ち主だそうです。

室内はチャフウォールというホタテの貝殻の粉を活かした塗料で仕上げます。何度も何度も塗り重ねることでムラなく平らに仕上げていきます。

休憩時間には、堺さんが現場に顔を出してくれ現場が和やかな雰囲気になりました。

三笠先生、櫻田さん、小川さんの3人で内装のフローリング、本棚、照明に関する打ち合わせを進めました。
また、学生たちは閲覧室における照明のデザイン検討。

小川さんの塗り終えた白の塗装は、室内を美しく飾ってくれました。乾燥に1日,2日必要なので壁に触れないよう注意が必要であり、みなさん室内の出入りは慎重に、、、、

明日も引き続き焼杉板の張り付け作業、さらに押え縁の打ち付け、内装のフローリングを敷く作業を行う予定です。
雨が降らないことを祈って本日も消灯まで明日のために作業!!


がんばっからね!


(文責:重村・三笠研究室 M1 大岡 晃)