5月19日(木)

6:00 起床

6:30 朝食

7:30 畑仕事
   昨日同様、萱の根を取る作業を行う。

8:30 畑仕事終了

9:00 被災文書救出作業開始
   昨日に引き続き、2-4-1の剥離作業、1-6のキッチンペーパーを挟み込む作業を行う。
   2-6の図書室には、押し入れと木製の棚それぞれに文書が収められていたため、押し入れの資料を2-6-1、棚の資料を2-6-2とする。
   2-6-1にはVTR資料もビニール袋に収められており、完全に水に濡れた状態である。2-6-1は順次2-2へと移動させ、乾燥させる事とする。
   また、追加の写真資料が1-6・2-5で見つかり、保存処理を行う。
   同時に「永年保存」と書かれた資料の冷凍乾燥保存の保存処理を行う。
   処理方法としてエタノールを一枚ずつ噴霧した後、表紙を外し、レーヨン紙で二重三重に包み、水で封をし、レーヨン紙を乾燥させ、透明なビニール袋に入れた。
   後日冷凍乾燥する予定である。
      





9:20 橘川教授、泉水准教授が気仙沼・リアスアーク美術館へ。
   一紙文書は完全に乾燥していた為、中性紙の封筒に入れ、番号付けを行う。
   冊子文書は乾燥が進んでいなかった為、平積みして乾燥を進める事とする。

10:25 水上氏来訪。現状把握を行って頂いた。

12:00 昼食

13:00 作業開始
    午前中に引き続き、2-4-1の剥離作業、1-6のキッチンペーパーの挟み込み作業を行う。
   
14:00 水上氏来訪。現状把握を行って頂いた。

14:30 C班教職員の森教授、津田助教授、事務局の加藤氏、岩渕氏が来島。
    橘川教授・越智氏とC班教職員・事務局員は現状把握と今後の作業の打ち合わせを行った。

15:00 橘川教授・津田助教授、次いで越智氏が小山氏のお宅を訪問する。
    中央水研の調査の際に確認された文書の現状確認、母屋二階にあり無事であった。

16:00 1-6のキッチンペーパーの挟み込み作業がほぼ終了。
    封筒に入れられた書類及び本に関しては、一部付着の度合いが激しいものがあった為、現在保留している。
    同時に2-5を2-2会議室に移動させ、2-5の空いた場所に仮置き場を設置する。



  
17:00 作業終了

18:00 夕食

19:35 ミーティング
    B班からC班への引き継ぎに関する意見交換を綿密に行った。

作業参加者 午前 教職員1名、院生5名
         午後 教職員6名、院生6名  

明日の予定 ・2-4-1の剥離作業を継続して行う
        ・1-3を移動させ、ある程度乾燥を進める


(文責)三好周平…未だに大量の被災文書が残っており、救出活動を今後も継続していかなければならないと強く感じました。
土井智美…応急処置にかなり時間がかかる。その間資料の状態が変化するのでその都度対応策を考えなければならない。
白 莉莉…大島漁業文書を含み、被災された人びとや被災地が早く復興することを願っています。それに私も力添えできたことをうれしく思っています。
阿部宇洋…1週間お手伝いさせていただきました。文書の救出、被災地の復興に関われたことは一生心に残ると思います。一東北人としてこれからも関わってゆきたいと思います。

文責 神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科 博士課程後期課程 三好周平